二次う蝕について
2016.10.03
「以前虫歯治療をして詰め物をした歯がまた虫歯になっています。」
歯科医院でそんな診断を受けたことはありませんか?
治療したところの周囲に新たな虫歯ができてしまうことを、「二次う蝕」といいます。
詰め物、かぶせ物と、歯の境目に隙間ができ、そこから細菌や酸が入り込み虫歯を作ってしまうのです。
歯がしみたり、痛んだりして気ずき来院される方もいますが、詰め物、かぶせ物の陰に隠れて進行するため、なかなかご自分で気づきにくいのが特徴です。
気が付いたときには、虫歯が進行していて歯を抜かなければならないこともあります。
また、やりなおしの治療を繰り返していると、結果的に歯を失うことにつながります。
二次う蝕の具体的な状況としては
1. 前歯につめた白い詰め物の周囲が黒くなってきた
2. 前歯につめた白い詰め物がはずれかかっている
3. 詰めてある歯がしみるようになってきた
4 かぶせた歯の隙間にものがつまりやすくなり、においがする
5. かぶせた歯の境目が黒くなってきた
などが挙げられます。
虫歯の治療が終わったからといって安心せず、今度は口腔環境の改善をしていきましょう。
歯科医院でご自分にあった予防法を指導してもらったり、定期的なメインテナンスを受け、詰め物やかぶせ物の周りもチェックしてもらうと安心です。