「短鎖分割ポリリン酸」のお話
2014.02.26
こんにちは。
長いようで短かったソチ五輪、先日に閉会式が行われて無事に終わったようですね。
日本は金1つ、銀4つ、銅3つ、計8つのメダルで、メダル獲得数は世界で17位でした。
時差の関係上、毎日夜な夜なでしたが、非常に楽しむことができました。
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さて、オリンピックも閉会したところで、今回は当院で導入している「ポリリン酸ホワイトニング」のメカニズムについてのお話です。
このポリリン酸ホワイトニングは、わりと最近出てきた新しいタイプのホワイトニングです。
それまでのホワイトニングは、よく「不自然な白さになる事がある」と言われてきました。
大げさな言い方をすると、絵の具を塗ったような白さになるのですね。
これは、いわばマニキュアのように”上から塗る”ことによって、白さを出すものだったからです。
しかし、このポリリン酸ホワイトニングは一味違います。
どのように違うのかというと・・・
(http://musee-white.com/course/whitening/より画像引用)
簡単に言うと、この上のイラストの説明のように、「短鎖分割ポリリン酸」君が、
①汚れをはがす
・・・と同時に
②自分はコーティング成分として付着
するのです。
つまり、「短鎖分割ポリリン酸」君には、『邪魔なものをポイッとどかし、どかした後に自分はピタッとくっつく』という面白い性質があるのです。
一石二鳥のような、なんとも美味しい性質であります。
この性質の何が良いのかというと、歯に表面に対して「上からベタ塗り」するわけではなく、しかし「表面を削り落とす」ようなわけでもない、つまりちょうどその両者のバランスの良い部分を絶妙に両立させることができるので、歯の本来の自然な白さを出すことができるのです。
また、汚れ(ステイン)をポイッとした後に自分がコーティング成分としてくっつくのですが、この時に非常に自然で美しいツヤがでます。
しかもこの「短鎖分割ポリリン酸」君、なかなか強情な性格のようで、一度歯の表面にしがみつくとなかなか取れることがありません。
虫歯菌の出す酸なんかにも抵抗してくれ、長いこと歯の表面を保護してくれます。
まさに一石三鳥。
確かに個人差はありますが、しかし大半の方が、施術が終わった後に鏡を見ると「おぉっ!」というお声をあげられます。
ぜひ、この機会にポリリン酸ホワイトニング、お試しくださいね。